小中学生の通信教育を比べる|月額と、やめるときの条件
小中学生の通信教育を並べると、月額は3,300円から16,170円まで開きます。約5倍です。
ただし選ぶときに効くのは、月額よりも「やめるときに何が起きるか」でした。同じ月額でも、途中でやめたときに返ってくる会社と、1円も返らない会社があります。
この記事は、各社の公式ページ・料金ページ・規約を2026年8月22日に読んで突合したものです。編集部は利用していません。成績がどうなるかについては書いていません。書いてあるのは、運営元が公開している条件だけです。
月額(小学生・税込)
| 形式 | 月額 | |
|---|---|---|
| ポピー(小1) | 紙教材+デジタルサポート | 3,300円(毎月払い) |
| デキタス | デジタル教材 | 3,960円 |
| 進研ゼミ小学講座(小1) | 紙またはタブレット | 4,080円(毎月払い) |
| すらら(4教科) | デジタル教材+コーチ | 8,800円 |
| 松陰スタディ | AI教材+講師の個別指導 週2回60分 | 16,170円 |
ポピーと進研ゼミは学年が上がると上がります(ポピー小6は5,000円、進研ゼミ小4は6,590円。いずれも毎月払い・税込)。デキタスは小学生一律3,960円、中学生一律5,280円です。
いちばん高い松陰スタディだけ、講師と話す時間が月8回入ります。そこが約4倍という差の中身です。
出典:ポピー/デキタス/進研ゼミ小学講座/すらら/松陰スタディ(2026年8月22日確認)
やめるときの条件が、いちばん違う
規約と公式ページの記載をそのまま並べます。
| 退会の締切 | 返金 | |
|---|---|---|
| 進研ゼミ | 毎月の締切日まで(過ぎると1か月先) | 一括払いは受講月数で計算し直して残金を返金 |
| デキタス | 退会したい月の前月末までにメール。申込月とその翌月は退会できない | 購入後の返金・返品はできない |
| ポピー | 通常2か月以上から入会 | 記載を確認できず |
| 松陰スタディ | 退会受付日の翌月末日 | 一切返金しない |
| すらら | 希望月の末日までのWeb手続きで当月末 | 4ヵ月継続割は中途退会で解除料金 |
4社で唯一、進研ゼミだけが一括払いの残金を返します。「途中退会はいつでも可能です」「一括払いのかたがお支払い期間の途中で退会される場合は、受講月数に応じて受講費を計算し直し、残金を返金します」と公式に記載されています。
年払いは月払いより安くなるのが普通ですが、途中でやめたときに返るかどうかで、年払いを選べるかが変わります。返らない会社で年払いを選ぶと、合わなかったときの損が最大になります。
日付にした比較は申し出た月に、やめられるか|退会日の数え方にまとめました。
やめると発生する費用がある
月額と別に、やめたときに請求されるものがあります。
進研ゼミ中学講座の専用タブレットは、初回特別優待で申し込み、ハイブリッドスタイルを6か月以上継続受講すれば代金がかかりません。ただし公式にこう記載されています。
キャンペーン期間を除き、受講6か月未満での退会または学習スタイル変更の場合、8,300円(税込)をご請求いたします。
小学講座は24か月以上連続受講で0円と記載されています。
一方デキタスは「専用端末の購入不要」で、パソコンかタブレットがあれば使えます。手元に端末があるなら、この費用は発生しません。
「合わなければ数か月でやめよう」と考えているなら、タブレットの条件を先に見てください。無料で試せる範囲も違う
申し込む前に確かめられる範囲が、会社によって違います。
| 無料で試せるもの | |
|---|---|
| ポピー | お試し見本(実物が届く) |
| 進研ゼミ | 資料請求(実物が届く) |
| デキタス | 無料体験(実際の授業と問題を試せると記載) |
| 松陰スタディ | 無料体験(内容の記載を確認できず) |
紙教材は「見本が届く」、デジタル教材は「触ってみる」という違いになります。子どもが続けられるかは、実物を前にしたときの反応でだいたい分かります。
いちばん確実なのは、複数を同時に取り寄せて並べることです。どれも無料で、申し込んだからといって契約にはなりません。
どれを選ぶか
条件から言えることだけを書きます。
費用を抑えたいなら紙教材です。ポピーの小学1年生は毎月払い3,300円で、この中で最も安くなります。ただし学年とともに上がり、小学6年生は5,000円です。
端末を持っていて、自分で進められるならデジタル教材です。デキタスは小学生3,960円・中学生5,280円で全学年・全教科が使え、専用端末も要りません。学年をまたいで戻れるので、つまずいた単元まで下がれます。
途中でやめる可能性を織り込むなら進研ゼミです。一括払いの残金が返る唯一の会社でした。ただし中学講座はタブレットの6か月条件があるので、そこは別に見ます。
教材だけでは手が止まるなら、講師の時間が要ります。松陰スタディは月16,170円と高くなりますが、週2回60分の個別指導が入ります。ここは費用ではなく「開かせる仕組み」を買う判断になります。条件は松陰スタディの条件を読むにまとめました。
迷ったら、無料で取り寄せられるものを2つ3つ並べてから決めてください。月額の差より、子どもが手を付けるかどうかのほうが結果を左右します。
よくある質問
小中学生の通信教育は月いくらですか。
今回調べた範囲では、小学生で月3,300円から16,170円まで開きました。紙教材が最も安く、講師の個別指導が付くものが最も高くなります(いずれも税込・2026年8月22日確認)。
いちばん安いのはどれですか。
公表されている月額では、ポピーの小学1年生が毎月払いで3,300円(税込)でした。学年が上がると上がり、小学6年生は5,000円です。
やめたいときの条件はどこも同じですか。
違います。進研ゼミは一括払いの残金を受講月数で計算し直して返金、デキタスは申込月とその翌月は退会できない、松陰スタディは退会日が退会受付日の翌月末日で返金なしと、各社の規約に記載されています。
タブレット代はかかりますか。
進研ゼミ中学講座は、専用タブレットを初回特別優待で申し込み6か月以上継続すれば代金不要ですが、6か月未満での退会や学習スタイル変更の場合は8,300円(税込)を請求すると記載されています。デキタスは専用端末の購入不要と記載されています。